STRUCTURE 構造

安全を守る「免震」タワーレジデンス

免震タワーレジデンスの概念図
日本の建物の多くに採用されている耐震構造は、地震動に対してその強度と粘り強さで耐えるようになっているため、特に超高層建築物の上層部では大きく激しく揺れることで地震エネルギーを吸収する構造となっています。一方、「免震構造」は、建物と地盤を絶縁し、その間に設けた免震装置が地震エネルギーを吸収、建物に直接地震の揺れを伝えない構造となっています。『シティタワー西梅田』では、より高い安全性のため「超高層免震構造」が採用されています。
免震装置とは・・・
免震装置とは、地震による地盤振動を低減するために、建築物の基礎と構造の躯体の間に設置する装置です。建物の重量をしっかりと支えながら、横方向に柔軟に動く支承材を採用して横揺れを低減。『シティタワー西梅田』では、天然ゴム系と高減衰ゴム系(最大径1600Φという大きさ)の積層ゴム支承とすべり支承で免震装置を構成しています。

免震構造

免震構造の概念図
「免震構造」は、地震による激しい揺れから、人と建物を共に守ることを目的としています。『シティタワー西梅田』では、免震装置の採用により震度7クラス(阪神大震災程度)の地震時の室内の揺れを、耐震建物の震度4クラスの地震時の揺れと同程度に低減することが可能となっています※。大地震に対しても構造体が大きな損傷を受けないため、居住者の大切な財産である建物の資産価値を守れるように対策されています。また、家具の転倒・破損等の2次災害を最小限に留めることができます。つまり、人命を守り、その上、地震後の建物の継続使用が可能となっています。
※但し、個別の状況により異なります。

バックボーンチューブ構造

バックボーンチューブ構造の概念図
住戸内の空間居住性を高め、将来のプラン変更にも対応すべく、「バックボーンチューブ構造」が採用されています。この工法は住戸階部分において、建物中央部に背骨(バックボーン)となる「口ノ字型」断面の耐震壁を、柱と離した位置に配置する構造となっています。これにより、住戸内の梁を大幅に減少し、空間居住性の向上を図り、将来のプラン変更に対応すると同時に、柱と壁を切り離すことにより、平面プランの自由度を高めることが可能となっています。また、建物中央部にボイド(吹抜)を設け、排煙や換気に活用するとともに、奥行の浅いワイドフロンテージの居住環境にすぐれた、ゆとりある住戸プランが可能となっています。

二重床・二重天井

二重床・二重天井の概念図
上下階の住戸を仕切る床はプレストレスが入ったスパンクリート板に場所打ちコンクリートを打設して一体化した合成スラブとなっています(一部在来スラブ工法)。合成スラブの厚さは約250mm〜約420mm(在来スラブは約230mm)としています。さらに、コンクリートスラブと床との間に空間を設けた二重床とし、遮音性に優れたLL-45等級を確保し、生活騒音・振動の伝播が軽減されています。また二重床とすることで床下に電気配線や配管を通し、メンテナンスやリフォームがしやすい構造となっています。また、二重天井で配管・配線の住戸部分のスラブへの打込みをなくし、リフォームへの対応も容易で、将来のことも配慮された仕様となっています。

コンクリート

コンクリートの概念図
『シティタワー西梅田』では、日本住宅性能表示による「住宅性能評価書」の中の劣化対策等級として最も高い等級3を取得することにより、「大規模な改修工事を必要とするまでの期間を3世代(おおむね100年※)」と想定されている耐久性を備えたコンクリートが採用されています。この三世代耐久コンクリートと呼ばれるコンクリートを使用することで、世代を超えて住み継いでゆくことが可能となっています。
※竹中工務店想定年数
※27N/mm²とは、1m²あたり約2700トンの荷重に耐えられる強度です。

コンクリートかぶり厚

コンクリートかぶり厚の概念図
アルカリ性のコンクリートは鉄筋が錆びることを防ぐ役割も果たしており、鉄筋を覆うコンクリートの厚さ(かぶり厚)が厚いほど鉄筋の錆に関しては長期間にわたって抑制することが可能となっています。『シティタワー西梅田』ではかぶり厚の最小値に建築基準法で定められた数値を設定し、実際にはこれを10mm以上上回る水準を目指しています。これによりコンクリートの劣化や鉄筋の錆を抑え、大規模補修不要期間が伸長されています。

水セメント比

水セメント比の概念図
コンクリートは主に、セメント、水、骨材で構成され、その強度を測る基準に水セメント比があります。水セメント比とは、セメントに対する水の重量比で、数値が低いほど密実で強度の高いコンクリートとなります。『シティタワー西梅田』では、水セメント比を50%以下に設定し、強度を確保すると共に、コンクリートの中性化や表面劣化、腐食性物質の侵入を防ぎ、コンクリートの耐久性が高められています。

溶接閉鎖型帯筋

溶接閉鎖型帯筋の概念図
帯筋の継目部を溶接した、溶接閉鎖型帯筋が採用されています。継目は、設備の整った工場で溶接固定され、柱の強度や靭性を強化でき、耐震性の高い柱をつくることが可能となっています。

設計住宅性能評価書

住宅性能表示制度とは、「耐震」「省エネ」「高齢者対応」など、住まいの性能が9項目に分類され、各項目ごとに等級が表示される制度のことで、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品確法)」の柱になっているものです。その等級評価は、国土交通大臣指定の第三者評価機関により、客観的かつ公平に行われています。

SI住宅

SI(スケルトン・インフィル)住宅は、建物を、高強度コンクリートを使用して耐久性を強化した躯体=スケルトン部と、自由にリフォームできる間取りや設備=インフィル部に分けて考える、集合住宅のコンセプトです。スケルトン部が三世代の耐久性と構造を備えることにより、躯体を変更することなく、インフィル部の間取りの可変性や設備の更新性へのフレキシブルな対応が可能となっています。将来の家族構成やライフスタイルの変化に応じて、水廻りも含めた自由なリフォームプランが可能となっています。
※一部水廻りに制約の出る場合もあります。

設備配管をボイドに集約

従来のマンションでは竪配管スペースが住戸内に設けられ、水廻りの位置が固定されていましたが、『シティタワー西梅田』では、中央部のボイドに設備竪配管を集約することで配管スペースが住戸外に設置されています。水廻りを含めた自由な間取り変更が可能となっています。

※掲載している情報は、分譲当時のパンフレットを基に作成しております。また、当サイト制作時に作成、撮影(イメージ写真含む)したものも含まれており、現況と異なる場合があります。
※当ページはマンションの紹介を目的とするもので、販売・賃貸募集の物件広告とは異なります。販売中・賃貸募集中の物件詳細につきましては、各物件ページをご確認ください。
※コンクリートについての説明は、住棟(住宅を含む建物)の壁、床、柱、梁、基礎等に使用されているコンクリートについてのものであり、電気室やゴミ置場等の付属建物、機械式駐車場ピット等の工作物、外構の塀や擁壁、花壇の基礎等、その他エントランスアプローチや駐輪場等土間や杭に使用されるコンクリートは対象外となります。